私たちの体は、寝ている間にも汗をかいたりして、たくさんの水分を蒸発させます。
寝具はその水分をたっぷり含み、布団の中は適度な暖かさになっています。この環境は、ダニが最も繁殖しやすい環境ともいえます。
ダニに対してアレルギーを持っている人は特に寝具のダニを増やさないよう、晴れた日に寝具を乾燥させるなどの対策が重要です。
畳、じゅうたんの上に敷く布団と、ベットでは、ベットの方が位置が高い分だけダニ対策になっているといえます。しかし、起床後、すぐにベットカバーで覆うようなことをすると、水分、熱がこもってしまうため良くありません。
床に敷く布団であれば、敷きっぱなしにしない、ベットならカバーで覆わないようにし、どちらも頻繁に干すことが重要です。
寝具を日光に干すと、紫外線による殺菌作用もあり、また、寝具の中の温度の上昇や乾燥によって、繁殖しているダニを殺すことができます。
ただ、日の当たっていない反対側にダニが逃げてしまう場合もあり、干しただけでは不十分です。寝具の表面をたたいても、たたき落とせるダニは限られています。
最も良いのは、布団干しのあと、掃除機でダニを吸い取ってしますことです。
長い間、押入れにしまってあった毛布には、ダニがたくさんついています。しまう前にクリーニングに出したり、家庭で洗濯してあっても1年の間でダニが増えています。
使い始める時には、再度洗濯し、掃除機でダニの死骸を吸い取ってしまうのが良いでしょう。
少なくとも晴れた日に、十分干してから使うようにしましょう!
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