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子供の場合、食事アトピーの原因となっているケースが多くあります。
 
私たちの食べたものは、消化酵素などの作用で人体に害を及ぼすことのない状態にまで、消化されてから吸収されます。栄養素を吸収する小腸の粘膜には、消化が不十分なものや有害なものは吸収しないような働きがあります。
 
ところが、子供は消化器の機能が未熟なため、食べ物の消化が不十分なままに吸収されてしまうことがあります。
 
その中には、アレルギー反応を起こす原因物質が含まれている場合があります。ただ、成長とともに消化器の機能も発達しますので、成長するにつれて、たいていの物は食べられるようになります。
 
アレルギーを起こす食品がはっきりしている場合には、その食品を含む加工食品も制限した方が良いでしょう。
 
卵、牛乳、大豆などは多くの加工食品にも含まれていますので、これらのアレルギーのある人は、家庭での手作りを心がけましょう。
 
大人のアトピーは、食事が原因となっているケースはあまりありませんが、米、麦、そばなどの穀類や、魚貝類が影響することもあります。
 
また、里いも、山いも、たけのこ、ほうれんそう、トマトなどは、ヒスタミンやセロトニンなどの化学物質を含んでいて、これらがアレルギーの原因となることもあります。
 
また、里いも、山いもは、食べた場合には影響なくても、皮膚につくとかゆみが増すことがありますので、これらの食品を扱う時には、手袋をするなどして、直接、皮膚に触れないようにすることが重要です。
 
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