肥満を測定する方法として、BMIという指標があります。
肥満とは、単に体重が多いことをいうのではありません。肥満は、脂肪が過剰に蓄積した状態と定義されています。したがって、身長に対して体重が多くても、スポーツ選手に見られるように筋肉や骨によって増加している場合は、肥満とは言わず、減量の対象にもなりません。
一方、脂肪過多による体重過多は、肥満といえます。肥満を簡単に評価する指標として使われるのがBMI(Body Mass Index)というものです。
BMIは、世界中で使用されている肥満指標で、以下のような計算式で算出されます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMIの計算結果より、以下のように肥満度が判断できます。
・18.5未満 → 低体重(やせ)
・18.5〜25 → 普通体重(標準)
・25〜30 → 肥満(1度)
・30〜35 → 肥満(2度)
・35〜40 → 肥満(3度)
・40以上 → 肥満(4度)
通常、20歳の時の体重が適正体重といわれます。
20歳の時より体重が増加している人が多いのではないでしょうか?
この増加分は、いったい何だと思いますか?
身長が伸びた?骨が太くなった?まさか、そんなはずはないですよね。
この体重の増加分のほとんどが、余分な脂肪分なのです。
脂肪分は見えない内臓部分にたまりやすいので、メタボの原因にもなりやすいのです。
|