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子供の生活習慣病

 
良くない生活習慣子供のころから続けていると、子供でも大人がかかるような病気になったり、その予備軍になってしまうことがあります。
 
日本では、子供の肥満が問題になっています。子供の肥満をまねく主な原因は、偏った食生活と運動不足です。脂質の多い食事は、摂取エネルギーの増加につながります。揚げ物や、ファーストフード、スナック菓子などを普段から好んで食べるような食生活は、肥満をまねきます。また、現代の子供たちは外で遊ぶ機会も減っていて、運動不足になりがちです。
このような要因も重なって子供の肥満を助長していると言われています。
 
大人と同じような生活習慣病・・・、その多くは肥満によりひきおこされると言われています。たとえば、肥満によりインスリンの働きが低下して高血糖になったり、心臓に負担がかかって高血圧になったりします。また脂質の多い食事によって、高脂血症などになっている場合もあります。生活習慣病の低年齢化が進んでいると言われています。
 
それでは、子供の生活習慣病を防ぐには、どうすれば良いのでしょうか?
 
肥満は様々な生活習慣病の原因となりますので、子供のうちから改善を試みることが大切です。しかし、肥満であっても成長期ですので、栄養が不足するような極端な食事制限はできません。脂質の取りすぎなど、偏った食事をしている場合は、改善するべきでしょう。
また、子供が夜型の生活になって、食事の始まる時間が不規則な場合も問題でしょう。食事前におなかがすいていて、脂質や糖質の多いおやつなどをたくさん食べてしまうことがあります。これでは、エネルギーの過剰摂取となってしまいます。このような食生活の誤りも子供おうちに改善しておきましょう。
 
また、肥満の解消には食生活の改善と併せて体を動かす習慣を作り、消費エネルギーを増やすことが重要です。できれば親が無理に運動をすすめるのではなく、子供が自分なりに楽しめる運動を見つけて、クラブ活動などに参加するのが良いでしょう。子供が運動を始めるのに消極的な場合には、掃除や洗濯、買い物など、家の手伝いを通じて体を動かす機会を作るのも1つの方法です。
 
そして、子供の体はストレスを受けやすく、体調をくずすこともあります。ストレスに対応できる体を作るには、規則正しい生活リズムを身につけて、自律神経を整えておくことが重要です。起床時間と就寝時間を決めて、毎日守るようにさせます。朝食も抜かず、必ず食べてから活動するような習慣を作ってあげましょう。こうした規則正しい生活を送ると自律神経が整えられて、ストレスの影響にも強い体質になるでしょう。
  
 


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