メタボの危険性にはどのようなものがあるのでしょうか?
メタボの典型ともいえる内臓脂肪、この内臓脂肪は、食べすぎや運動不足などがつづくことで、たまり始めます。そして、ただたまっていくだけでなく、内臓脂肪は、さまざまな物質を分泌することによって血圧や血糖値、中性脂肪を上げてしまうのです。危険・・・。
昔は、血圧値や血糖値などが高くなって、初めて高血圧症や糖尿病の危険性があるとして治療を開始していました。しかし、たとえば薬で血圧を下げたとしても、根本にある内臓脂肪を減らさなければ、今度は、血糖値が高くなって、糖尿病が悪化する危険性があるのです。
そのため、内臓脂肪がたまった状態で、血圧値と血糖値、中性脂肪値がある程度、上がり始めた
状態をメタボと呼ぶようになったのです。
日本人男性の25%、女性で10%がメタボと言われているのです。危険・・・。
高血圧、高血糖、脂質異常症の状態を放置していると、やがて全身の血管がダメージを受ける危険性があります。高血圧がつづけば、血管が壊れて出血を起こす危険性があります。これが脳で起これば脳出血です。
また、コレステロール値の高い状態がつづいた血管の内部は、ドロドロになって狭くなり、もし心臓へ向かう血管が詰まれば心筋梗塞、脳に向かう血管が詰まれば脳梗塞んど、もし発作が起これば突然死や寝たきりなどを招きかねない危険性があるのです。
このような悲劇を防ぐためにも、メタボと診断された時には、生活改善が必要になります。
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