ニコチンガムの成分は、ニコチンパッチと同じくニコチンですが、身体への吸収経路が違って、口の粘膜から吸収します。
ニコチン切れ症状を抑える力は、ニコチンパッチに比べて弱く、喫煙本数の少ない人向けと言えるでしょう。
ニコチンガムの利点としては、口に入れて使いますので、皮膚かぶれの心配はありません。使用して短時間で効果が現れるのも良い点です。薬局で購入できますので、入手が容易なのもメリットでしょう。
喫煙では、喫煙後、数秒程度でかなりのニコチンを吸収します。ところが、ニコチンガムでのニコチンの吸収は、使い始めて数分以上かかります。喫煙と比べるとかなり遅いと言えるでしょう。
ですので、ニコチンガムを使うとニコチンが供給されてタバコを吸いたい気分が緩和されるでしょうが、タバコを吸った気分にはなりません。
ニコチンガムの使い方は、口に入れて10回程度噛む、頬と歯ぐきの間に押し込み5分程度置く、を30分程度継続します。
最初、頬と歯ぐきに置いている間は、ピリピリとした刺激が感じられますが、刺激が感じられなくなれば、効果なしとして使うのを終了します。
ニコチンガムは、口の中の湿布薬ですので、ガムを頬の粘膜に押し当てている間だけ効果が出ます。
ニコチンガムを使いながら、喫煙することは厳禁です。ニコチンガムで血中のニコチン濃度を高めたうえで、さらに喫煙によりニコチン濃度を上げることになりますので、大変危険です。ニコチンガムを使い始めたら、きっぱり禁煙しましょう!
ニコチンガムは、禁煙のための必需品ではありませんが、あれば便利です。禁煙に自信があっても、もし喫煙したくなった時にだけ使えば良いのです。
お守りのつもりで、禁煙開始時には準備しておいた方が良いでしょう。
ニコチンガムを上手く使い、永遠の禁煙タイムを取得しましょう!
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